洋楽を気ままに和訳して勝手に解釈するブログ

洋楽を気ままに和訳して、MVも含めて勝手に解釈していくブログです。意訳多めです。ロンドンが好きです。

Symphony feat. Zara Larssson / Clean Bandit

ブログタイトルの通り、
気ままに洋楽を和訳して(意訳多め)、
たまに勝手にミュージックビデオを解釈していきます。

和訳も解釈も、異論は大歓迎です。
アドバイスをいただいてより良い訳や解釈ができたらと思っています。

一人称は男性、女性のどちらでも捉えやすいように、
基本的に「私」「あなた」で訳していきます。

 

1発目は、2017年3月17日にリリースされたSymphonyです。

f:id:altea88:20170718221209j:image

Clean BanditがZara Larssonをフィーチャーした曲。

Clean Banditについては書きたいことが結構あるので、
また別の機会に記事にしたいと思います。

Zara Larssonは、
若干19歳にして音楽チャートにランクインしまくっているスウェーデン出身のポップシンガーです。

恐縮ながらSymphonyを聴くまでは彼女のことを知らなかったのですが、
2015年に世界デビューしたようで、
スウェーデン国外だとイギリスでの人気が特に高いようです。

北欧の歌手というと、
デンマークのNatasha Thomas(古すぎて知っている人ほとんどいないと思いますが、、、)のように、
透明感のある儚げな歌声をイメージしてしまいましたが、
Zaraは違います。

タメもあればこぶしもあり、
エッ本当にティーンなの?という感じ。

特にライブ映像だとタメもこぶしもたっぷりで、
濃い目の仕上がりになっている印象です。


話を曲に戻します。

個人的にClean Banditの曲でランク付けするなら、
今のところSymphonyがナンバーワンです。

歌詞とメロディの美しさも当然ですが、
ミュージックビデオに拠るところも大きいです。
これは絶対に見て欲しいです。

上記3つ(歌詞、メロディ、ミュージックビデオ)が絶妙にマッチして、
とても壮大な作品に仕上がっています。

アフリカ系の男性が、
同じくアフリカ系のパートナーを事故で失くしたところからストーリーが始まります。

このビデオにはちょっとした伏線(伏線といえるのか微妙なところですが)があり、
2サビのラストあたりでそれがはっきりと繋がります。

ちなみに、Graceの衣装が最高にクールです。

f:id:altea88:20170718221236j:image


では和訳歌詞をどうぞ。


I've been hearing symphonies
ずっとシンフォニーを聴いている

Before all I heard was silence
それまで聞こえていたのは沈黙だけだったけれど

A rhapsody for you and me
私達のラプソディと

And every melody is timeless
すべてのメロディは永遠で

Life was stringing me along
それまでの生き方に縛りつけられていた私を

Then you came and you cut me loose
目の前に現れたあなたが解放してくれた

Was solo singing on my own
これまではずっと独りで歌っていたけれど

Now I can't find the key without you
今はあなたがいないとうまくキーを見つけられない

And now your song is on repeat
あなたの歌が繰り返し流れていて

And I'm dancin' on to your heartbeat
私はあなたの鼓動に合わせて踊っている

And when you're gone, I feel incomplete
あなたがいなくなったら、私は私でなくなってしまう

So if you want the truth
本当のことを言うとね

 

I just wanna be part of your symphony
あなたのシンフォニーにとけ込みたい

Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

Symphony
Like a love song on the radio
ラジオから流れるラブソングみたいに

Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

 

I'm sorry if it's all too much
望みすぎていたならごめんなさい

Every day you're here, I'm healing
それでも毎日私は隣にいるあなたに癒されている

And I was runnin' out of luck
運命に見放されていた私は

I never thought I'd find this feeling
こんな感情を抱けると思ってもいなかった

'Cause I've been hearing symphonies
だって私はずっとシンフォニーを聴いていて

Before all I heard was silence
それまで聞こえていたのは沈黙だけだったから

A rhapsody for you and me
(A rhapsody for you and me)
私達のラプソディと

And every melody is timeless
すべてのメロディは永遠で

And now your song is on repeat
あなたの歌が繰り返し流れていて

And I'm dancin' on to your heartbeat
私はあなたの鼓動に合わせて踊っている

And when you're gone, I feel incomplete
あなたがいなくなったら、私は私でなくなってしまう

So if you want the truth
本当のことを言うとね

 

I just wanna be part of your symphony
あなたのシンフォニーにとけ込みたい

Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

Symphony
Like a love song on the radio
ラジオから流れるラブソングみたいに

Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

 

And now your song is on repeat
あなたの歌が繰り返し流れていて

And I'm dancin' on to your heartbeat
私はあなたの鼓動に合わせて踊っている

And when you're gone, I feel incomplete
あなたがいなくなったら、私は私でなくなってしまう

So if you want the truth
本当のことを言うとね


I just wanna be part of your symphony
あなたのシンフォニーにとけ込みたい

Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

Symphony
Like a love song on the radio
ラジオから流れるラブソングみたいに

Symphony
Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

Symphony
Like a love song on the radio
ラジオから流れるラブソングみたいに

Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

 

Aメロ、Bメロでは過去形と現在形(現在完了進行形含む)がほぼ対で使われています。

「あなた」と出会う前の「私」と、
「あなた」と出会ってからの「私」。

難しかったのが、サビです。
結構な意訳になってしまいました。

直訳すると「あなたのシンフォニーの一部になりたい」だけれど、
なんとなくしっくりこなくてですね。。。

ちなみに、恥ずかしながら音楽について知識がないため、
この機会にシンフォニーとラプソディについて調べてみました。
(Wikipediaからの引用ですすみません)


◆シンフォニー
交響曲(こうきょうきょく、英: Symphony、独: Sinfonie又はSymphonie)は、主に管弦楽によって演奏される多楽章からなる大規模な楽曲。シンフォニー、シンフォニア(伊: Sinfonia)とも呼ばれ、「管弦楽のためのソナタ」である。

◆ラプソディ
狂詩曲(きょうしきょく)またはラプソディ(英: rhapsody、独: Rhapsodie、仏: rhapsodie、伊: rapsodia)は、自由奔放な形式で民族的または叙事的な内容を表現した楽曲[1]。異なる曲調をメドレーのようにつなげたり、既成のメロディを引用したりすることが多い。


シンフォニーとラプソディの使い分けですが、
この2つの単語は必ずしも対比で使われているわけではなさそうです。

シンフォニーは、ひとりの人生を壮大なイメージで捉えたもの。

ラプソディは、複数の人生が交わった状態。

元々の意味を含めて解釈すると、こんな感じでしょうか。


「I'm sorry if it's all too much」の訳も悩みました。

想いが重すぎるのか、
望みすぎているのか、
itが何を指すのか解釈が難しくて。

結局次の歌詞に繋げやすい「望みすぎている」バージョンにしてみました。


今回はこの辺で失礼します。
最後まで読んでくださってありがとうございました。