洋楽を気ままに和訳して勝手に解釈するブログ

洋楽を気ままに和訳して、MVも含めて勝手に解釈していくブログです。意訳多めです。ロンドンが好きです。

Clean Banditについて

Clean Banditについて。

 

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彼らの音楽がどストライクです。


ライブで聴きたいなぁと思うんですが、ソロシンガーをフィーチャーした曲が多いので来日公演はなかなか難しいのが現実でしょうか。。。

 

Clean Banditの曲は、特にSymphony、Real Love、Rather Be、Rockabye、Come Overあたりが好みです。

 

恥ずかしながら音楽にはあまり詳しくないので生暖かく読んでいただきたいのですが、
彼らの音楽は、
①柔らかい電子音を使ったエレクトロサウンド
②ピアノ、ギター、チェロを主とした弦楽器
が奏でる、切ないけれど激しいメロディが特徴だと思っています。

 

ミュージックビデオは、歌詞とリンクしたストーリー仕立てのものが多い気がします。

 


成り立ち、メンバーについて

彼らはイギリス出身のバンドで、
メンバーは女性1人、男性2人の計3人です(2017年7月現在)。

 

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2016年にオリジナルメンバーの1人であるバイオリン担当のMilan Neil Amin-Smithが脱退しています。


(後でNeilの脱退については詳しく書きますが、円満脱退のようです。)

※訂正します。

脱退後にNeilがメンバーたちを批判している記事を見つけました。。ちょっとショック。。


オリジナルメンバーは、Neilの他にGrace Chatto(チェロ、ボーカル担当)、Jack Patterson(ベース、ピアノ担当)がいます。

 

3人はケンブリッジ大学のJesusカレッジで出会い、バンドを結成。

 

Clean Bandit結成前にNeilとGraceは弦楽器のカルテットを組んでいたようです。

 

GraceとJackは恋人同士です。

いくら弟とはいえ、Lukeの立ち位置。。。難しい。。

 

ちなみに、Jesusカレッジは1496年創立、3人のノーベル賞受賞者を輩出した名門校です。ロイヤルファミリーのエドワード王子の出身校でもあります。

 

Graceはロシア語、
Jackは建築学(モスクワの映画学校に1年の留学経験あり)、
Neilは学部で史学と、修士で経済を専攻しており、音楽専攻のメンバーはいません。

 

皆優秀なんですね、、


後に、Jackの弟のLuke Pattersonが4人目のメンバーに加わり、デビューしました。

 

(Lukeの学歴についてはっきり書いてある記事がなかなか見つけられなかったのですが、
イタリア語を専攻していたメンバーもいたようで、それはLukeのこと、、?
でもGraceはイタリア語も操るそうなので、Graceのことかもしれません。

ただ、全員がCambridge出身と言っているインタビュー記事を見つけたので、

おそらくLukeもCambridge)

 

主観による各メンバーの印象。

Grace
北欧っぽい美人。
SymphonyのMVのときのような白っぽいブロンドがすごく似合うと思いますが、
最近の水色や紫色の奇抜なヘアカラーも似合ってる。
ものすごくナイスバディなお姉さんです(Come OverのMVとか見てみて欲しい)。
基本はチェロ担当ですが、ボーカルもできます。
歌声は透明感のあるウィスパー系です。ちょっと神秘的な感じ。

 

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このGraceが綺麗すぎて、Graceだけソロ写真貼っちゃいます笑


Neil
背が高くて、顔が濃い。
中東系の血も入っているのではとも思うのですが、Clive Owenぽい。
彼はゲイで、Years&Yearsのボーカル、Olly Alexanderとカップルでした(もう別れちゃったみたいです)。


JackとLuke(まとめてごめん)
似てる。
大きいほうがお兄さんのJack、
小さくて華奢なほうが弟のLuke。
彼らはイギリス北西部出身みたいです。訛りはもう取れたとか。


Neilの脱退について、はっきりとは原因は分かっていません。

 

Neil本人のツイートにも理由は述べられておらず、脱退については「正しい決断 (it is the right one.)」と書いてあるのみです。

 


「Clean Bandit」という名の由来について

前述の通り、Jackはモスクワに留学経験がありますが、
Graceもロシアに住んでいたことがあります(どうやら2人がロシアにいたのは同時期のように書かれている記事が多いです)。

 

現地で親しくしていた女性が、
Graceの妹(姉?)を「total bastard」という意味をもつロシア語で呼んだのを彼女は気に入ったそう。

 

ちなみに「чистый бандит」がそのロシア語だそうですが一文字も読めません。。。

 

で、「total bastard」と同じような意味をもつ「Clean Bandit」をバンド名にしたとか。

 

「total bastard」というと「とんでもないやつ」「とんでもない野郎」と意訳したくなったのですが、
一部Neilへのインタビューで「complete bastard」と書かれている記事もあるので、
おそらく「完璧なやつ」「完璧な野郎」というようなニュアンスなのかなぁと。

 

「完璧な」のほうが、「Clean」にも繋げやすいですしね。。

 

公式和名は「清潔な盗賊」。

 

え、、あまりに直訳すぎて、

Google翻訳にでもかけたのかな?って思って試してみたら、

「Clean Bandit」→「クリーン攻撃」

って出てきました。クリーン攻撃、、、

 

「清潔な盗賊」はRather BeのMVの冒頭に出てきます。

Rather BeのMVの舞台は日本ですからね〜。

しかしクリーン攻撃よりはマシですが清潔な盗賊もなかなか、、、笑

 


Clean Banditのロゴについて

彼らはしばしばオリジナルのロゴを用います。

CDのジャケットはもちろん、ミュージックビデオ内にも登場します。

 

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真ん中に縦長のひし形、
左下に正三角形、
右上に円形、
右下に正方形。

これは4つの楽器の設計図のようなもの、とNeilは答えています。

 

これは元ネタではないと思いますが、楽器イメージ画像。

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ひし形はチェロ、

正三角形はドラムスティック、

正方形はピアノですが、

右上のブルーの楽器が何だかわからず。。。

 

但し、Neil曰く「すごく曖昧なものなんだよね(笑)。(中略)必ずしもそれらの楽器を使って曲を作っているわけではなくて、僕たちのロゴはあくまで形の構成図なんだ」とのこと。

 

どうやらロゴは思ったより適当に作られたみたいですが笑、
彼らの独特な音楽性に絶妙にマッチする形と配置で、
彼らの唯一無二な存在をさらに際立たせるのに一役買っているのではと思います。

 


とりあえず彼らについてはこんなところでしょうか。

いつか、生で彼らの音楽が聴ける日が来ればいいと願っています。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

Symphony feat. Zara Larssson / Clean Bandit

ブログタイトルの通り、
気ままに洋楽を和訳して(意訳多め)、
たまに勝手にミュージックビデオを解釈していきます。

和訳も解釈も、異論は大歓迎です。
アドバイスをいただいてより良い訳や解釈ができたらと思っています。

一人称は男性、女性のどちらでも捉えやすいように、
基本的に「私」「あなた」で訳していきます。

 

1発目は、2017年3月17日にリリースされたSymphonyです。

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Clean BanditがZara Larssonをフィーチャーした曲。

Clean Banditについては書きたいことが結構あるので、
また別の機会に記事にしたいと思います。

Zara Larssonは、
若干19歳にして音楽チャートにランクインしまくっているスウェーデン出身のポップシンガーです。

恐縮ながらSymphonyを聴くまでは彼女のことを知らなかったのですが、
2015年に世界デビューしたようで、
スウェーデン国外だとイギリスでの人気が特に高いようです。

北欧の歌手というと、
デンマークのNatasha Thomas(古すぎて知っている人ほとんどいないと思いますが、、、)のように、
透明感のある儚げな歌声をイメージしてしまいましたが、
Zaraは違います。

タメもあればこぶしもあり、
エッ本当にティーンなの?という感じ。

特にライブ映像だとタメもこぶしもたっぷりで、
濃い目の仕上がりになっている印象です。


話を曲に戻します。

個人的にClean Banditの曲でランク付けするなら、
今のところSymphonyがナンバーワンです。

歌詞とメロディの美しさも当然ですが、
ミュージックビデオに拠るところも大きいです。
これは絶対に見て欲しいです。

上記3つ(歌詞、メロディ、ミュージックビデオ)が絶妙にマッチして、
とても壮大な作品に仕上がっています。

アフリカ系の男性が、
同じくアフリカ系のパートナーを事故で失くしたところからストーリーが始まります。

このビデオにはちょっとした伏線(伏線といえるのか微妙なところですが)があり、
2サビのラストあたりでそれがはっきりと繋がります。

ちなみに、Graceの衣装が最高にクールです。

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では和訳歌詞をどうぞ。


I've been hearing symphonies
ずっとシンフォニーを聴いている

Before all I heard was silence
それまで聞こえていたのは沈黙だけだったけれど

A rhapsody for you and me
私達のラプソディと

And every melody is timeless
すべてのメロディは永遠で

Life was stringing me along
それまでの生き方に縛りつけられていた私を

Then you came and you cut me loose
目の前に現れたあなたが解放してくれた

Was solo singing on my own
これまではずっと独りで歌っていたけれど

Now I can't find the key without you
今はあなたがいないとうまくキーを見つけられない

And now your song is on repeat
あなたの歌が繰り返し流れていて

And I'm dancin' on to your heartbeat
私はあなたの鼓動に合わせて踊っている

And when you're gone, I feel incomplete
あなたがいなくなったら、私は私でなくなってしまう

So if you want the truth
本当のことを言うとね

 

I just wanna be part of your symphony
あなたのシンフォニーにとけ込みたい

Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

Symphony
Like a love song on the radio
ラジオから流れるラブソングみたいに

Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

 

I'm sorry if it's all too much
望みすぎていたならごめんなさい

Every day you're here, I'm healing
それでも毎日私は隣にいるあなたに癒されている

And I was runnin' out of luck
運命に見放されていた私は

I never thought I'd find this feeling
こんな感情を抱けると思ってもいなかった

'Cause I've been hearing symphonies
だって私はずっとシンフォニーを聴いていて

Before all I heard was silence
それまで聞こえていたのは沈黙だけだったから

A rhapsody for you and me
(A rhapsody for you and me)
私達のラプソディと

And every melody is timeless
すべてのメロディは永遠で

And now your song is on repeat
あなたの歌が繰り返し流れていて

And I'm dancin' on to your heartbeat
私はあなたの鼓動に合わせて踊っている

And when you're gone, I feel incomplete
あなたがいなくなったら、私は私でなくなってしまう

So if you want the truth
本当のことを言うとね

 

I just wanna be part of your symphony
あなたのシンフォニーにとけ込みたい

Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

Symphony
Like a love song on the radio
ラジオから流れるラブソングみたいに

Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

 

And now your song is on repeat
あなたの歌が繰り返し流れていて

And I'm dancin' on to your heartbeat
私はあなたの鼓動に合わせて踊っている

And when you're gone, I feel incomplete
あなたがいなくなったら、私は私でなくなってしまう

So if you want the truth
本当のことを言うとね


I just wanna be part of your symphony
あなたのシンフォニーにとけ込みたい

Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

Symphony
Like a love song on the radio
ラジオから流れるラブソングみたいに

Symphony
Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

Symphony
Like a love song on the radio
ラジオから流れるラブソングみたいに

Will you hold me tight and not let go?
私を強く抱きしめて、離さないで

 

Aメロ、Bメロでは過去形と現在形(現在完了進行形含む)がほぼ対で使われています。

「あなた」と出会う前の「私」と、
「あなた」と出会ってからの「私」。

難しかったのが、サビです。
結構な意訳になってしまいました。

直訳すると「あなたのシンフォニーの一部になりたい」だけれど、
なんとなくしっくりこなくてですね。。。

ちなみに、恥ずかしながら音楽について知識がないため、
この機会にシンフォニーとラプソディについて調べてみました。
(Wikipediaからの引用ですすみません)


◆シンフォニー
交響曲(こうきょうきょく、英: Symphony、独: Sinfonie又はSymphonie)は、主に管弦楽によって演奏される多楽章からなる大規模な楽曲。シンフォニー、シンフォニア(伊: Sinfonia)とも呼ばれ、「管弦楽のためのソナタ」である。

◆ラプソディ
狂詩曲(きょうしきょく)またはラプソディ(英: rhapsody、独: Rhapsodie、仏: rhapsodie、伊: rapsodia)は、自由奔放な形式で民族的または叙事的な内容を表現した楽曲[1]。異なる曲調をメドレーのようにつなげたり、既成のメロディを引用したりすることが多い。


シンフォニーとラプソディの使い分けですが、
この2つの単語は必ずしも対比で使われているわけではなさそうです。

シンフォニーは、ひとりの人生を壮大なイメージで捉えたもの。

ラプソディは、複数の人生が交わった状態。

元々の意味を含めて解釈すると、こんな感じでしょうか。


「I'm sorry if it's all too much」の訳も悩みました。

想いが重すぎるのか、
望みすぎているのか、
itが何を指すのか解釈が難しくて。

結局次の歌詞に繋げやすい「望みすぎている」バージョンにしてみました。


今回はこの辺で失礼します。
最後まで読んでくださってありがとうございました。